【老いた毒親の復讐法】絶縁はせず老後の世話をしないという選択

最初に言っておきます。

「親に復讐なんてしない方が良いよ」
「親は大切にした方が良いよ」

この記事ではそんなお花畑な言葉は一切言いません。

酷い目に遭わされた親、束縛してきた親、顔も見たくない親。

そんな親を懲らしめてやりたい、自分と同じ目に遭わせてやりたい、復讐してやりたい!そんな想いで毎日ネットで復讐法を検索する日々…

散々嫌な目に遭わされてきて、何も仕返しをせずに死なれるなんてたまったもんじゃないですよね。

結論だけ先に言うと「老後に何もしないことが1番の復讐」なのですが、筆者が毒親介護を実際に体験してみて思うことは、毒親であれ良親であれ血縁があり絶縁していないのであれば「介護」から逃れることは不可能です。

もう一度言います。
繋がりがあるなら毒親の介護から逃れることは不可能です。

どうしても毒親の復讐をしたいのであれば、この記事を最後まで読んで「介護をしない準備」を徹底的にしてください。

これ以上苦しまないために、今すぐ、できる準備は全てしてください。

施設にぶち込みたい場合は以下の記事を参考に

なつゆめ

この記事を書いている人

  • 22歳で毒親介護と借金に襲われる
  • 元介護事務(包括・施設)
  • Webライター
  • 介護家族ファースト

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目次

結論:老後に何もしないことが1番の復讐

「復讐をしよう」と思い立って最初に思いつくのが、同じ目に遭わせてやろうといった一歩間違えたら刑務所行きの過激な方法ではないですか?

しかし、そういった方法を実行してしまうと、自分自身も大変な目に遭いますし苦しむ結果となるのでおすすめしません。

ほとんどの毒親は自分大好き人間なので、子供が献身的に自分の介護をしてくれる姿を想像しているでしょう。

もはや当たり前のように老後は我が子に面倒を見てもらうと思っているでしょう。

その期待とは裏腹に、想像以上に子供の対応が冷たかったり、介護してくれるとは言え全て機械的で事務的だったりしたらどうでしょうか?

まだ面倒を見てくれるならまだしも、子どもが徹底的に準備を重ね、介護をしない選択を取ったとしたらどうでしょうか?

恐らく毒親は気が狂うほどに落ち込み、ダークサイドに落ち、嘆き、そしてこれまでの自分の行いを反省するでしょう。

許しを請うてくるかもしれません。

自分大好きちゃんは無関心が一番怖い

様々なタイプの毒親がいると思いますが、共通して言えるのは「自分が大好きなこと」だと思っています。

  • 自分が傷つきたくないから威張る
  • 自分の理想を実現したいから強要する
  • 自分を見てほしいから支配する

毒親の行動は子どものためではなく自分のためです。

そんなアダルトチルドレン自分大好きちゃんにとって一番の恐怖は、他人からの無関心です。

何せ自分を一番に見てほしい、自分は特別な存在なんだと思う人です。

そんな人にとって、他人からの関心がないことは、見放されたような孤独になったような感覚になるでしょう。

ましてや、当然のように子供が面倒を見てくれると思っている老後に、子どもから見放されるようなことがあったとしたら…

毒親の心情の想像は容易でしょう。

これを聞いて少しでもかわいそうだな…と思ってしまうのであればまだ情があるということなので、以下の記事を参考にしてみてください。

筆者は施設に入れるという選択を取った

筆者は最終的に施設に入れるという選択を取りました。
最終的にというより最初から施設に入れると決めていましたが、紆余曲折いろいろありまして8年間在宅介護をした末です。

毒親介護の紆余曲折はコチラからどうぞ

その在宅介護の間も愛情は一切ありませんし、顔で微笑みつつもいつか痛い目見るからな。と思いながら仮面をかぶって接していました。

施設に入った今、保証人は私なので父からの電話などはかかってきます。
その時にいつも口にしているのが「こんなところに捨てられて、なんで俺がこんな惨めな思いをしなくちゃいけないんだ」ということ。

なつゆめ

私が思っていた通りでした。ざまあみろです。

私自身は父に暴力や暴言を振るうことは一切していません。
これまで淡々と、時に優しく接してきていました。
しかしそれは、最期の復讐までの演技でした。

施設に入れるまで「娘」を演じ、介護の知識を徹底的に学び、施設に入れる準備をしてきました。

施設探しについては以下を参考にしてください

介護しなくていい手段を知っておくべき

在宅で面倒を見るだけが介護ではないのです。

介護とは親を扶養すること。
経済的に面倒を見ること、手続きの代行をすること、保証人になることを意味します。

まあそれくらいならできそうかな~と思われるかもしれませんが、それを滞りなく実行するにはそれ相応の準備が必要ですし、想像以上に労力もお金も必要です。

親に介護が必要になれば施設に入れればいいや~という考え方は完全に甘いので今一度、介護の現実を知っておくべきです。

親の介護から完全に逃れることは不可能とお話をしました。
とはいえ、介護の現実を知り、事前に学び、準備しておくことで、できる限り介護の負担を軽減することは可能です。

もう一度言いますが、自宅で面倒を見るだけが介護ではありません。
例え施設に入れるにしても、それなりに煩わしい大変なステップを踏まなければなりません。

「老後に何もしない」という復讐を実行するには、徹底した準備が必要だと言うことを覚えておいてください。

毒親介護の紆余曲折はコチラからどうぞ

老後を迎える前に絶縁が一番では?


冒頭から毒親への復讐は「老後に何もしないこと」だと述べていますが、正直に言いますとそれが一番ではありません。
可能であれば絶縁するのが一番です。

絶縁してしまえば老後も何もこの先一切関わりを持たなくて良いので、介護とも無縁になれるでしょう。

この時に絶対抑えておきたいのが老後を迎える前にというところです。
絶縁しないまま老後を迎えて要介護状態になると、離れるに離れられなくなりますし、否が応でも親の面倒を見る羽目になります。

施設に入れておけばいいなんて甘い話ではないので、介護が必要になる前に完全に縁を切る事です。

でも正直、絶縁って現実的ではないですよね。

  • 毒親と気付いた頃には親が弱っていて介護目前
  • 筋金入りの毒親なので夜逃げの覚悟が必要
  • まだちょっと情がある

様々な理由で絶縁が難しい人も多いはずです。

残念ながら毒親との絶縁が厳しい場合は、上手く付き合いつつ「最期に後悔させてやる」のモチベーションで今をやり過ごすのが最良の方法です。

老後の世話をしないことが1番の復讐

正直、毒親への復讐は絶縁が一番なのは間違いないです。
しかし絶縁ってあまりにも現実的ではなく、真の毒親は絶縁をしたところで探偵でも殺し屋でも使って地の果てまで追いかけてくるはずです。
毒親という言葉がない時代にはそもそも絶縁という発想もなかったかもしれません。

どうしても絶縁ができない場合は、親が老いるのを待ちその時までに徹底的に介護をしない準備を進めながら「老後の世話をしない」を実行するのが一番の復讐だと思います。

毒親介護情報はもちろん、介護の基礎知識も発信してるので、ブクマ&Twitterフォローしてくれたら喜びます。

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