毒親介護で疲れたらどうすべきか【親と関わらない方法とは?】

あなたは親の介護に疲れたらどうしていますか?


1番最初に思いつくのが「関わらない・距離を取る」ではないでしょうか?


施設に入れる、デイへ通ってもらう、ヘルパーの回数を増やす、ショートステイを利用する。
いろいろな手段がありますが、どれも一筋縄ではいかない。

・お金がない
・介護度が低い
・親が拒否する
・施設が拒否する

このような問題が出てきますよね。

ましてや憎い毒親の介護となると、親自身の人間性も常識とはかけ離れているので、より一層「距離を取る」ことは難しくなります。

この記事では毒親を持つ人もそうでない人も、介護で疲れて距離を取りたい場合の「考え方」と「方法」についてお話していきます。

目次

歳を重ねるごとに猛毒化する毒親

人は年齢を重ねるごとに人格や性格の特徴が色濃く出てきます。


そして残念なことに良い部分よりも悪い部分が際立ってくるんですね。
それは毒親とて同じです。

幼少期から虐待・束縛・依存など毒親に侵されてきた身としては、猛毒化した親の介護なんて苦痛以外の何物でもないですよね。

でも、残念ですが、親を解毒することは無理に等しいですし、いつか親が目を覚ましてくれるなんて期待はしない方がいいです。

ネネちゃん
じゃあ、我慢して介護するしかないにゃ?
なつゆめ
我慢する必要はないよ。
考え方と手段さえ理解すればかなり楽になるはず。

親を捨てるという考え方

毒親介護が辛い場合、極端ですが「親を捨てる」という考え方があります。


捨てると聞くと過激に聞こえるかもしれませんが、関りの全てを断つということではありません。


どんなに酷い親であれ、血縁がある以上、法律上では子供は親の介護をする義務があります。
もしその義務を放棄すれば「保護責任者遺棄罪」などの罪に問われる可能性もあるので注意しましょう。

▼介護義務についてはこちらの記事をご覧ください。

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ここからは毒親介護に対する手順と考え方についてお話していきます。

1.介護関係者に家庭状況をはっきり伝える
2.義務だけを果たす

1.介護関係者に家庭状況をはっきり伝える

介護関係者というのはケアマネやヘルパー等、介護に関わってくれる人のことです。


介護関係者に幼少期からのプライベートなことを話すというのは少し抵抗があるかもしれません。


ですが「子供の時に虐待を受けていたので関りたくない」「アルコール依存で毎晩暴れていた」など、本人や家族の関係性や状況を赤裸々に話すことをおすすめします。

そうすることで、家庭の事情を汲み取ったケアプランやサービスに方向転換してくれる可能性があるからです。
もし、言わないままでいると自分の許容範囲外の支援もせざるを得なくなります。

2.義務だけを果たす

冒頭でもお話したとおり、親の介護は子供の義務です。


介護の義務というのは、生活を共にしてずっとお世話をするという意味ではなく金銭の支援や保護責任という形で、関りを持つということです。

例えば、施設入所やヘルパーサービスを利用するための保証人や身元引受人になることは避けられませんよね。


日常生活のお世話はプロに任せて、必要最低限の家族にしかできない義務は果たす。そのスタンスで十分です。

最後まで憎しみの気持ちを抱きつつ「やっと死んだ」と思うよりは、「責任は果たせたし、送り出すことはできた」と思う方が、あなたのこれからの人生も清々しく堂々と生きれるのではないでしょうか?

毒親介護にできるだけ関わらない方法

「捨てる」という考え方は上記の通りですが、考え方だけでは解決しないですよね。


ケアマネに状況を伝えたところで、動いてくれないケアマネもいます。


介護を楽にするには自分で動くしかないこともあるので、楽になるヒントをパターン別に紹介していきます。

1.施設へ入りたがらない、施設側が拒否する場合
2.介護保険だけでは補えない場合
3.自分の時間を少しでも作りたい場合

1.施設へ入りたがらない、施設側が拒否する場合

結論、施設探しのプロに相談しましょう。

施設に入ってもらいたいのに入りたがらない、もしくは手が付けられない状態で施設側が拒否するということもあるあるです。

施設に入りたがらないのはいろいろな理由はあると思いますが、本人の希望をできるだけ叶えてあげられる施設であれば入所にも積極的になってくれるかもしれません

施設には様々な種類があって、その種類の中でもピンからキリまでサービスの質や内容も様々です。
数ある施設の中から家族と本人の希望を聞いて、最適な施設をセレクトしてくれるのが施設紹介会社です。


実はこの施設紹介会社はケアマネも頼るほど、知識と登録施設が豊富なのです。
もちろん、家族が直接、問い合わせて施設を探してもらうことも可能です。

家族は入所させたいのに、家族だけでは「施設探し」や「本人の説得」が難しい場合は迷わず施設紹介会社へ相談しましょう。


相談から紹介まで全て無料なので、そこは安心してくださいね。

施設の種類についての記事はこちら


おすすめ施設紹介会社はこちら


施設探しをケアマネに頼ってはいけない理由はこちら

2.介護保険だけでは補えない場合

できるだけ関わらないという考え方は持っているのに、介護保険サービスの範囲内ではどうしても家族の手が必要になると思います。
その場合は民間のサービスを利用してみるのも一つの手です。

例えば民間ヘルパーや家事代行サービスですね。

介護保険に比べ高額にはなりますが、毒親に割いていた時間を自分の時間に当てることができると考えるとその価値は大きいのではないでしょうか。

3.自分の時間を少しでも作りたい場合

「施設に入れるほど逼迫していないし、民間ヘルパーや家事代行はお金の面で気になる。少しだけでもいいから負担を減らして自分の時間を取りたい」という方。

そんな時は食事の負担を軽くするのが一番手っ取り早いです。


生活の中で食事が占めるウェイトってかなり大きいですよね。


そして食事を楽にして自分の時間を作ることは可能です。

特におすすめなのが宅配弁当サービスです。
1食数百円から利用でき、温かいお弁当を届けてくれます。
手軽なところが魅力です。

宅配弁当サービスに関してもう少し知りたい方はこちら▼

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まとめ

毒親介護に疲れた時のポイントのおさらいです。


☑できるだけ関わらないようにして義務だけはきちんと果たす

☑その上で使えるサービスを上手く組み合わせていくことを意識

とはいえ、疲れてしまってからでは判断能力が鈍ってしまうので、日ごろから「自分の時間を確保する」ということを意識して親との関り方を冷静に模索していくべきですね。

最後に、この記事で紹介した民間サービスを利用するにはそれなりにお金もかかってくるので、介護をしながらでもできる在宅ワーク・副業を集めた記事もあります。
是非そちらも参考にしてみてください。

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おしまいっ

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