やばい…
今月の支払いが間に合わない…
借金が返せない…
子供に借りるしかないかな…
情けないよな…
今ドキッとしたあなた、子供にお金を借りるほどに切羽詰まっておられる心中お察しいたします。
こんにちは、なつゆめです。
わたしは、20代で親の借金を被ることになってしまい30歳現在も返済しています。
- なぜ、親の借金を返済することになってしまったのか
- 親にお金を貸してほしいと言われた時の心境
- 借金発覚までの経緯
- 借金を半額にした方法
このような内容について綴っていきます。
始めに…
家族間でのお金の貸し借りは家庭崩壊に繋がるので、早いうちに専門機関へ相談しましょうね。


お金のストレスは人格を崩壊させる

お金がないストレスは神経が削り減る。
月末になると借金はおろか、生活費すらままならない。
お金のことを考えると、胃が痛くなる、動悸がする、ソワソワして他の事が手に付かない。
お金のことを考えすぎて仕事も進まない。
もう悪循環は止まらないのである。
それは私の父も例外ではない。
父はお金のことになると、一瞬にして人が変わったようにイライラし始める。
父は普段から怒りっぽい性格だが、お金のことになるとそれはそれは些細なことで怒り散らかす。
- 夕飯が好みのものじゃない
- リビングの電気が明るすぎる
- パンの賞味期限が切れてる
こんなことで怒る?みたいなことで怒るのである。
お金の話でもしたもんなら家が爆破する勢いで激昂するのだ。
元々、父は自己破産をしていた
前述しておくが、父は20年以上前に自己破産している。
「一度、自己破産をすると債務整理は難しい」という謎の噂があるが、全くそんなことはなかった、ということだけ先に伝えておきたい。
一度、自己破産をして、再度失敗しても、何とかなる術はあるので、まずは相談あるのみなのだ。
父の借金が発覚してから、債務整理をして借金が半額になるまで、かくかくしかじか山あり谷ありあったのだが、とりあえず過去に自己破産をしていてもリスタートできる。
それにしても人は失敗を繰り返す愚かな生き物である。
母にお金を借りまくる父

幼い頃からお金のことで喧嘩をする両親を見てきた。
いつも父が母にお金を借りていたように思う。
何に使っていたのかは正直わからないが、父の介護をするようになって感じたことは「父は浪費家である」ということだ。
父自身に浪費家の自覚はない。
決してギャンブルや裕福な生活をしていたわけではないが、収入以上に使ってしまうという意味での浪費家である。
恐らく、先を見越してお金を計画的に使うことができないのであろう。
手持ち金がなくなる度に母にお金を借り、必要以上に使ってしまい、またお金が無くなるから借りる。
そんな両親の姿を見ていたので「うちは貧乏なのだ」と薄々感じていた。
そしてついに娘の私にお金を借りる
最初に父に「お金を貸してほしい」と言われたのは社会人になってすぐのことだったと記憶している。
貸してほしいと言っても、数千円や数百円。
可愛いものである。
ただ「親にお金を貸してほしい」と言われたこと自体がショックだった。
そして子供の頃から見てきた父は、貸しても貸しても止まらないことを知っていたし、お金を貸したら返ってこないこともわかっていた。
それでも貸したのは、貸さなければ激昂するからだ。
お金のストレスは人格を崩壊させる。
お金のストレスを更にお金によって締め付けるとどうなるかわかっていた。
返ってこないとわかっているお金を、私は貸した。
22歳新社会人になってすぐ、初任給をドブに捨てたのである。
塵も積もればなんとやら

とはいえ、1カ月に数回、数千円から数百円を貸すだけならなんとでもなる。
だがしかし、それが何カ月も続いたらどうだろう。
塵も積もれば山となるを実感した出来事だった。
そして塵はだんだん大きくなって塵ではなくなるのだ。
そう、要求される金額も大きくなってきた。
この頃から「このままでは私が破産する」と思い、父のお金の管理を少しずつ私がするようになった。
父の金銭管理をするようになる

「お金がない」が口癖だった父。
なぜそんなにお金がないのかわからなかった。
なぜなら、父が主に使っている通帳とカードを私が管理するようになったが、私が預かっている通帳には、月の生活費を十分に払える金額が入っていたからだ。
そう、父が複数のカード会社からお金を借りていることも知らずに…
毎月の収支を計算しても、この先十分生活できる資金繰りだったのだ。
「お金がない」と口にする父のことが意味不明だった私は、「なんでないの?あるよ。」と純粋ピュアピュアな口調でそう言った。
借金発覚
もう隠し通せないと思ったのか、とうとう真実を話してくれた父。
また借金を作ったらしい。
口座に残っているお金で生活することはできる。
ただ、借金も同時に払っていくとなると赤字だ。
そりゃあ「お金がない」となるのも頷ける。
▼借金発覚時について詳しくはこちら

まさかのリボ払い

ある日、口座から不自然に引き落とされているお金を発見し父に問い詰めると、しぶしぶカードを出してきた。
複数のカード会社から借り入れをしており、しかもリボ払いである。
借金への恐怖よりも、嘘をつかれていたことへの怒りが先行した。
そこからの話は早い。
ピンチになった時、人は驚くほどのスピードで行動する。
債務整理で返済額を半分に
もうどうにもならねぇ!と思った私は、父の代わりに弁護士事務所に片っ端から電話をした。
父は「過去に自己破産してるから債務整理はできない」と言い張ったが、手段はあるはずだと不確かな自信を抱いていた。
- 過去に自己破産をしていること
- 介護が必要な父は外出出来ないので出張してほしいこと
- 弁護士費用を払うお金がないこと
この3点を踏まえ、親身に相談に乗ってくれる弁護士事務所を見つけ出し、借金を半額にすることができた。
後に知ることになるが司法書士の方が簡単な手続きで債務整理をしてくれるらしい

もっと早くに相談していれば…
弁護士事務所に相談をして、借金が半額になり返済していけるようになった。
もちろん私が払っているのだが、傷が浅いうちに相談していれば父自身が払うことはできたのではないかと思う。
家族に借金を打ち明けるのは勇気のいることだろう。
正直、専門機関に相談するのが面倒なのもわかる。
でも、もっと早い段階で勇気を出して全てを打ち明けていれば、娘に借金を背負わせることも嘘を付くこともなかったのではないだろうか。
スマホで簡単、返済シミュレーション
この出来事は今から10年近く前のことである。
調べてみると、令和の時代は片っ端から電話をせずとも、メールで質問に答えるだけで返済シミュレーションしてくれるシステムがあるだとか。
私もこのシステムに出会いたかった。
▼今の時代ネットで減額シミュレーションができるらしい

借金相談は早ければ早いほど傷が浅い
父の債務整理で学んだことは、借金の相談は早ければ早いほど良いということ。
債務整理するお金なんてない!そう思うかもしれないが、今が一番傷が浅いのだ。
そのまま放置していても払えるはずがない。
見栄を張らず嘘を付かず、無理だと思ったらすぐに相談すればいい。
まずは、自分が置かれた状況を知り、返済の見通しを立てる。
それだけで、お先真っ暗から一遍、一筋の光が見えるはずだ。
迷っている時間はない、今すぐ無料でメール相談しよう。
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