- 親が高齢になってケンカが増えたな…
- ケンカの後はいつも後味が悪くて、家庭内の雰囲気も最悪…
- ケンカするたびにしんどくて、ストレスがたまっていく一方だ…
ケンカはしたくないのに、親との会話はいつもスムーズにいかず、結局言い合いになってしまうことありますよね。
結論、高齢の親とのケンカがきつい時は距離を取るのが一番です。
- 親との喧嘩を放置するとどうなる?
- 喧嘩をしないためには?
- 距離の保ち方とは?
この記事では、高齢の親とケンカをしない環境を作るための、物理的距離、精神的距離の保ち方を実体験を交えて紹介しています。
もし親が一人での生活が難しい場合は施設入居もありです。
最近は自由に過ごせる施設も増えてきたので、親と家族が納得できる形で入居できる施設を探すのも一つの手ですよ。
ケアマネに相談するのもありですが、民間施設に関しては施設検索サービスから探した方が効率的!【LIFULL介護】なら、質問の答えるだけで自分にぴったりの施設を探してまとめて資料請求ができます。
人気の施設は埋まりやすいので早いうちに検討しておくのがおすすめですよ。
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親が高齢になるとケンカが増える件

高齢の親と話をすると、お互いイライラしてしまうことはありませんか?
- 親が同じ話を何度も繰り返したり
- 同じことを何度も聞かれたり
- 「その質問さっきもしたよね?聞いてなかったの?」と言いたくなることも
また、こちらから「こうしたほうが良いかもしれないよ?」と何か提案しても聞く耳持たず。反対にこちらのやることに、いちいち口を出してくることもあります。

しょうがないとわかっていてもイライラする
親が高齢になるとこれまでとは違い、話のテンポが合わず意思の疎通がうまくいかないことが多くなります。
高齢の親との会話はどっと疲れるかケンカになるかで、親と話をすることにストレスを感じる人も多いのではないでしょうか。
ケンカが増えるとお互いしんどい


まあ親子間のケンカだしそのうち収まるか~と思うかもですが、放置しているとお互いきつくなるばかりなのでおすすめしません。
ケンカの後も口を利いてくれなかったり、嫌味を言われ続けたり。後々まで引きずるようなケンカだとなおさらです。家庭内の雰囲気も悪くなりますし、周りの家族もうんざりしてしまいます。
親と別居している場合も、ケンカがきっかけで実家から足が遠のく、なんてこともあり得ますよね。
だからといって、すぐにケンカをなくすのは難しいです。
話のテンポが合わない高齢の親と話し合うのは、労力も精神力も使います。
ケンカをしない環境を作るべき
ケンカをしてしまっても対処する方法はいろいろありますが、最初からケンカをしない環境を作ったほうが精神衛生上良いです。
なぜなら、ケンカをして悪いと思っていないのにとりあえず謝ったり、理不尽なことを言われても聞き流したり。それではこちらのストレスが溜まる一方です。
親もそのような対応だと「ちゃんと聞いてるの?」となりかねません。
ケンカをして険悪な雰囲気のなか、そこから仲直りをするのも一苦労です。
親の機嫌を見ながらどう切り出そう?どう言えば分かってもらえるかな?といろいろ考えなければなりません。正直めんどくさいです。
それなら最初からケンカをしない環境を作ったほうが良いですよね。
ケンカをしないためには適度に距離を取ろう
ケンカをしないためには親と適度な距離を取るのが有効です。
例えば物理的距離を保つことで、接触する回数を減らせばそれだけケンカも減らせます。また、精神的距離を保つことで精神的に依存することなく、それぞれの時間を有意義に使えるでしょう。
距離を取ると言っても、親と完全に離れるわけではありません。定期的な連絡や、訪問をしながら一緒に過ごす時間を大切にしましょう
それでは物理的距離、精神的距離の保ち方を詳しく解説していきます。
物理的距離の保ち方
親と同居している場合、毎日顔を合わせるので距離を保つのはなかなか難しいですよね。
その場合は施設か近居がおすすめです。もし、親が一人で生活するのが難しいときは、施設を検討してみてください。
強制的に距離を保つことで、あなたの肉体的、精神的な負担が減ります。
また、親が一人で生活できるのであれば、思い切って家を出てしまいましょう。毎日顔を合わせなければ、会話することもないのでケンカもできません。
今まで一緒に住んでいたのに、いきなり引っ越すのは不安…というのであれば近くに引っ越しましょう。近居であれば、もし親になにかあったときはすぐに駆けつけられますし、普段は親との距離も保てます。
物理的距離を保つことで、親の優しさに気付けたり、たまに会う親に穏やかに接することができるようになるかもしれません。
精神的距離の保ち方
親と同居、別居にかかわらず精神的距離を保つことは重要です。
日常生活以外にやることがないと、どうしても家族に意識が向きがちになります。そうなると、気付いたことにいちいち口を出してきたり、世話を焼きたくなるので厄介です。
また、物理的距離を保とうと家を出た場合、親が寂しくなってしまったり、ひんぱんに電話が来るようになった…なんてことも。
そこで大切なのは他に意識を向け、やることを増やすことです。
例えば仕事や趣味を見つけてそれらに没頭してもらえば、自然と意識はそちらへ向かうでしょう。
なかでも簡単に始められるのが動画配信サービスの利用です。
テレビを観る感覚で利用できるので、高齢の親でも取り入れやすいです。今日は〇〇を観よう!と楽しみができるかもしれません。
そうなればあなたへ意識が向くことも減ってきます。
精神的距離を保って、お互いがそれぞれの限りある時間を有効に使えるようにしましょう。
ケンカが絶えない親子が同居をやめた結果…
\ 3分で施設診断/
ここからは我が家の体験談をお話します。
我が家は私が幼いころから両親が不仲でDVも虐待もあり、介護が始まってからも家族仲が良いとは言えませんでした。
むしろ介護が始まってから、お互い苛立ちがつのり、風当たりも強くなっていた気がします。
しかし、介護7年目の時に、本人が末期がんになったのをきっかけに施設入居することができました。
その結果が以下です。
- 同居時よりも優しくなれた
- 同居時よりも本人も穏やか
- 結果的にお互い気持ちよく過ごせた
同居時よりも優しくなれた
在宅介護時は24時間365日ずっと介護だったので、イライラを発散する時間もなく、本人も私に依存していたため常にイライラしていました。
しかし施設入居したことにより距離が取れたので、在宅時よりも本人に優しくなれました。
同居時よりも本人も穏やか
在宅時は本人も思い通りにいかないことによって家族にあたることもありましたが、施設入居によって生活が快適になったので、本人も穏やかに過ごせるようになりました。
その結果、家族にイライラをぶつけることもなく、私の言動も穏やかになりプラスのサイクルがうまれました。
結果的にお互い気持ちよく過ごせた
その結果お互いに気持ちよく過ごせるようになりました。
必ずしも在宅がいいというわけではなく、お互いのためにも施設入居という選択をしてよかったと思っています。
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距離を保つには施設利用もあり
同居している親とのケンカが辛く、近居も難しければ、あなたの心が壊れてしまう前に施設を利用するのもありです。
施設を利用することに罪悪感があったり、かわいそうだと感じたりすることもあると思います。
しかし、ささいなケンカでもストレスとなり日々積み重なっていきます。
そのまま放置すると、いつか必ず精神的にも肉体的にも限界がきます。そうなればお互いがただただ辛いだけです。
そうならないためにも、親と適度な距離を保つのは大切です。追いつめられてしまう前に適切なアドバイスや助けを求めましょう。
施設にもいくつか種類がありますので、親に合った施設を選ぶと親の満足度も上がりますね。
あなたの負担を減らすことが、あなたにとっても親にとっても良い方向へ向かうでしょう。
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