【体験談】高齢者の防災グッズ・対策!停電時の備えも合わせて紹介

在宅介護中に地震や台風が来たらどうしますか?

災害時、一人で逃げるのも大変なのに要介護の親を抱えて逃げられますか?

自宅に留まるとしても、その時の備えはしていますか?

この記事では

・高齢者の防災グッズ
・台風停電時の体験談
・防災グッズ以外に備えておきたいこと

以上の3つについてお話していきます。

尚、2018年9月に大阪を襲った台風21号で停電になった時の体験談と、その経験を踏まえて今現在、筆者が備えていることについても紹介していきますね。

目次

在宅介護時に必須の防災グッズ

なつゆめ
まずは高齢者に必須の防災グッズを見ていきましょう!

ものすごい防災セットプレミアム

在宅介護時に必須の防災グッズを揃える前に、通常の防災グッズも揃えておきましょう。

とはいえ、ひとつひとつ揃えるのは面倒なので「ものすごい防災セットプレミアム」をおすすめします。

キャリー式リュックにだいたいの防災グッズが入っているので、細かい防災グッズを一から揃える必要がありません。

\セットに入ってる防災グッズ一覧/

「ものすごい防災セットプレミアム」に入っている防災グッズのすごいところは、日用品ではなく「避難時だからこそ必要なグッズ」が揃っているところです。

避難未経験者や素人では思いつかないグッズが入っているので安心ですよね。

なつゆめ
ここからは高齢者に必須の防災グッズ紹介になります。
・オムツ、パッド
・ジップロック
・服薬中の薬
・介護保険者証コピー
・レトルト介護食
・口腔ケアグッズ
・湿布、絆創膏
・カイロ
・冷えるグッズ

オムツ・パッド

使用中の方は言わずもがなですが、避難するとなるとすぐにお手洗いに行けない環境になります。
1日1枚使うとしても2.3枚は入れておいた方が安心ですよね。

そして、パッドです。
紙オムツと合わせて使用します。
オムツにパッドを合わせれば量も多く吸収できるので紙オムツの節約にもなります。

何より紙オムツを複数枚入れるとかさばりますが、パッドだとコンパクトなのでリュックにも入れやすいです。

▼パッドについて詳しくはこちら

ジップロック

いろんな場面で使えますが、使用済みのオムツやパッドを入れるのに便利です。

オムツをそのまま放置しておくとニオイが気になるのでジップロックに入れて捨てるのはエチケットですよね。

ニオイが外に漏れないジップロックがおすすめです。

服薬中の薬

持病があれば必ず入れておきましょう。
お薬手帳のコピーがあれば、受診できるようになった時に便利ですよ。

介護保険者証のコピー

・介護保険者証
・負担割合証
・負担限度額認定証(あれば)

以上の3点を紛失してしまうと、新しく介護保険サービスが受けられない事態になります。
コピーさえあれば、再発行などもスムーズなので念の為に入れておきましょう。
身分証にもなります。

レトルト介護食

「ものすごい防災セットプレミアム」にも非常食は入っていますし、避難所でも配ってくれると思います。

ですが、高齢者の場合は歯がなかったり、嚥下機能や消化機能が落ちているのでレトルトの介護食があると便利です。

▼レトルト介護食について詳しくはこちら

口腔ケアグッズ

歯ブラシはリュックの中に入れると思いますが、水が使えない可能性があります。
水を使わない歯磨きシートや口の中の汚れを絡め取ってくれる口腔ケアスポンジがあると便利です。

特に高齢者の場合は口の中の環境が体調にも大きく関わってくるので、避難中も口の中は綺麗にしておきたいですよね。

湿布、絆創膏

避難所には柔らかいベッドも布団もありません。
リハビリもできません。
少しでも痛みを和らげるためにも湿布は必須です。

カイロ

高齢者は冷えに弱いです。
十分な衣服や毛布、空調も用意されていないこともあるので防寒対策としては必須です。

冷えるグッズ

・瞬間冷却材
・扇子
・ミニ扇風機

寒さも大敵ですが、暑さはもっと大敵です。
筆者の父も停電時に一番苦労したのは暑さなので、停電しても体を冷やせるものは用意しておきたいですね。

ネネちゃん
これで安心だにゃ。
なつゆめ
健常者であれば逃げたら何とかなるけど、高齢者はそうも行かんねん。

ここからは、筆者の体験談も交えて、高齢者だからこそ備えておきたい防災グッズ以外のお話をしていきますね。

在宅介護、停電時の体験談

2018年9月4日に台風21号が大阪を襲いました。
その時の我が家の被害として一番困ったのは停電でした。

介護が必要な父の様子などを踏まえ、その当時の体験談・困った事・現在の対策についてお話していきます。

台風を舐めていた

そもそも大阪には台風がほとんど来ません。
来たとしても、外の様子は変わらず、「本当に警報出てるの?」というレベルです。

が、しかし、その常識は破られました。

・車が飛んでいく
・屋根も余裕で飛んでいく
・街中は物で散乱

おそらく大阪中の誰もが台風を舐めていました。

その結果…

・停電する
・マンションなので水道も止まる
・ガスも出ない
・スーパーもコンビニも商品がなくなる
・物流が止まる
・ガソリンスタンド行列
・信号が止まる

台風通過後の大阪は大混乱でした。

そんな中で、要介護者の父を抱えた私が一番困ったこと3つをピックアップしました。

停電して困ったこと

1.食事
2.温度調節
3.水道

食事

父は歯がないので食べられるものが限られています。
いつもはスーパーで食べやすそうなものを購入するのですが、スーパーも停電しているので冷凍冷蔵の商品がなかったのです。

そして、いつも食べている柔らかい菓子パンや即席ラーメンなども、みんな欲するので売り切れでした。

その時に活躍してくれたのがレトルト介護食とレトルトお粥です。
この2つに関しては元々常備していたので助かりました。

▼レトルト介護食について詳しくはこちら

温度調節

台風が来たのは9月。
9月の大阪にしては割と涼しい日だったのが救いでしたが、それにしても持病持ちの父からすると相当きつかったようです。

クーラーも使えません。
扇風機も使えません。
保冷材も使えません。

あと数日停電が続けば、熱中症や体力消耗で救急搬送されていたかもしれません。

水道

マンションに住んでいるので停電によって水道が止まりました。

水道があれば、食事も温度調節も少しはマシだったと思います。

今では当たり前のことですが、なにせ当時は台風を舐めていたのでお風呂に水も張っていませんでした。

これらの苦い経験を経た我が家の、現在の対策を紹介します。

現在の災害対策

ポイントは2つです。

・防災グッズや備蓄を揃える
・緊急時の避難先を確保

防災グッズや備蓄を蓄える

持ち出し防災グッズの詳細は冒頭のグッズ紹介を見てもらえばと思います。

台風の停電を経験してわかったことは、健常者は耐えられる事でも高齢者や障がい者は耐えられないということです。

特に食料と温度調節に関しては、特別な備えが必要ですし、逆に備えさえあれば自宅で過ごすことも可能です。

そして、停電を経験して新たに購入したのが充電式扇風機です。

普段は通常の扇風機として使い、停電時はワイヤレス扇風機になります。

緊急時の避難先を確保

防災グッズや備蓄だけでなんとかなる災害ならいいのですが、長期的な避難を強いられたり、長期的に停電してしまった場合は自宅以外に安全に過ごせる場所が必要です。

要介護者が長期的に不便な生活をすることは不可能なんですよね。

ということで、緊急時の避難先の確保については次の項目で詳しくお話していきます。

災害時に要介護の親を預けられる施設を探しておこう

さすがに親を連れて長期の避難はできないよな~
備えがあっても停電が長引いたら生活できないわね

街全体が壊滅的な状態であれば話は別ですが、停電のようにピンポイントの被災であれば、要介護者だけ施設に預けることも可能です。

そんな時のために、あらかじめショートステイ(短期入所)できる施設をピックアップしておきましょう。

我が家では、いくつかの施設に緊急ショートステイの利用許可を取ってあります。

▼施設の探し方がわからない方はこちらからどうぞ

まとめ:災害は明日来るかもしれない

介護も災害も突然来ます。

その時が来て泣くも笑うも備え次第なので、ぜひ今から備えておきましょう。

おしまいっ

▼介護の備えはこちらからどうぞ

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