親の介護はイヤイヤ期と同じ|結局のところ否定しない&共感が鉄則

親の介護をしているけど、年々わがままと頑固が加速して衝突が絶えない。

何を言っても「嫌」ばかりでむかつく。

嫌がって暴言暴力を浴びせてきてメンタルが持たない。

こんにちは、なつゆめです。

22歳でDV父の介護と借金に襲われた元介護事務の女です。

先日このようなツイートをしました。

介護なんて、自我が確立した知恵のついた大きな人間のイヤイヤ期みたいなもんですからね。

余裕で暴れるし、服もオムツもでかいし、死ね!とか暴言吐くし、何しても嫌の一点張りとか余裕であるし。

イヤイヤ期セカンドシーズンですよ。

父の介護をしていて度々思うのですが、要介護の親はイヤイヤ期セカンドシーズンではないだろうか。

何を言っても嫌。

病院行くよ→嫌

家で一人は寂しい→施設なら人がいっぱいいるよ→嫌

食べたものはキッチンまで運んでね→嫌

もう何を言っても嫌、嫌を否定すると暴言暴力まで発展してこちらが疲弊していくんですよね。

この記事では人間のイヤイヤ期セカンドシーズンである要介護の親とどのように接していくのが最適なのか、体験談を交えてお話していきます。

結果的に教科書通りの「否定しない・共感する」に落ち着くのですが、その理由と具体例もお話していきますね。

なつゆめ

この記事を書いている人

  • 22歳でDV父の介護と借金に襲われる
  • 元介護事務(包括・施設)
  • 若者・毒親介護ブロガー
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目次

要介護の親がイヤイヤ期な件

育児の世界では魔の2歳と言われるほどイヤイヤ期は大変らしいのですが、筆者は22歳の時、我が子のイヤイヤ期の前に親のイヤイヤ期に遭遇しました。

食事を出しても「これは嫌」
病院の待ち時間が長くて「嫌、帰る」
服を買ってきても「嫌→捨てる」

親子であるがゆえに、どストレートに「嫌」を突き付けられ、こちらもムキになって正面からぶつかろうとするので更に衝突するという悪循環が生まれるんですよね。

ただただ「嫌だ!」と頑固に拗ねてるだけならまだ良いのですが、嫌から怒に代わりそれが暴言暴力に発展してしまうと、もう手が付けられません。

何せ相手は高齢や病気だからと言って自分と同じ大きさの人間なので、まぁまぁ力も強いですし、理性もくそもないので頭は噛むし髪の毛は引っ張る、壁に穴は開けるし、一度イヤが爆発するとどうしようもないのです。

スーパーで2歳くらいの子供が床に寝そべってイヤイヤしている姿を見てかわいいなーと思ってしまうほど、自我が確立した言葉を話す大きな人間のイヤイヤ期は強烈でした。

高齢親のイヤイヤが起こる原因

2歳児のイヤイヤ期の理由は「自己主張が強くなる・できることが増える・言葉が未熟」この3つが原因で起こるらしいのですが、要介護の親で考えるとまた少し違った原因が見えてきます。

  • 自己主張が強い
  • 出来ないことへのいら立ち
  • 思考がまとまらない
  • 言葉が出てこない
  • プライド

「自己主張が強い・言葉が出てこない」は2歳児のイヤイヤ期と重なる部分もありますが、加齢や病気により今までできていたことができないことへのイラ立ちや、意思疎通が上手くできない、長年生きてきて確立されたプライドなどは高齢ならではの原因かと思います。

またプライドに関しては、自分が育てた子供と立場が逆転して子供に指図されることでプライドが傷ついてしまう。そのような理由もあるはずです。

子供に指図をされたり、長年生きてきたことで自分の考えが確立されいるので、自分の意思に反したことがあると「嫌」を強く主張してきます。

~余談~
介護事務として働いていた施設のおばあちゃんは「もう年も取ったし人にどう思われても良いから言いたいことは言うようにしている」と教えてくれたことがありました。
イヤイヤの原因の一つとして、そういった側面もあるのかな。と思います。

イヤイヤを放置するとわがままが加速する


嫌なら本人の望むようにすれば良いじゃないか!
そういった意見も飛んできそうなのですが、もちろん本人の希望を叶えてあげることでイヤイヤが落ち着くことはあります。


とはいえ、イヤイヤを望み通り叶えてあげたり、そのまま放置するとわがままが加速してしまうんですよね。

こちらが要望を提示する

イヤ

あの手この手で説得

イヤの爆発

こちらが折れて望みを叶える

この繰り返しです。

より具体的な例を挙げると

ご飯食べてね

イヤ(違うやつがいい)

糖質は制限しないと

イヤ(わかってるけど)

また血糖上がるよ?

イヤ(ここでブチ切れ物に当たる)

面倒なのでハンバーグを出す

些細なことに見えますが、これが常習化すると、自分でできていることを自分でやらなくなったりとこちら側の負担がどんどん膨らんでいきます。

結果的に依存度が高まり、介護度も重くなり、お互いにとってしんどい状況になってしまうんです。

イヤイヤ状態の時に心がけたいこと

意思や考えを否定しない

意思や考えを否定しない。共感する。
介護の世界ではよく言われることですが、これが思うようにできれば誰も苦労はしないです。

とはいえ、癖の強い毒親を8年間介護してきた身からすると、「否定しない・共感する」これ以上に有効な脱イヤイヤの方法はありませんでした。

本人の意思を聞く前にこちらの考えを提示してしまうと、本人の意思とは反するため「嫌」という反論が生まれ、大人であるがゆえに暴言や暴力に繋がります。

結果的にこちら側も疲弊してしまうんですよね。

本人に納得してもらうにはまず第一に肯定。
本人が冷静になったところで少しずつ提案。

こちらの想いや考えを伝える時は、まず本人の意思を優先することで「わかってもらえた」と得心してくれる可能性が高いです。

選べるように提案する

本人は「嫌」という意思はあります。
とはいえ、それの何が嫌なのか?どうして嫌なのか?何だったら良いのか?それは本人にもわからないので「嫌」の一点張りになるのです。

そのため、こちらから本人の望むであろう答えこちらが希望する答えの両方を提示して、どちらか選んでもらいます。

この時のコツとしては、本人が一番望むであろう答え・こちらが希望する答え。この2つだけではなく、本人とこちら側の間を取った答えも用意しておくことです。

あなたはこう思うんですね?それはよくわかる。でも私はこう思うんです。だから間をとってこうしない?

と言った具合です。

上記2点を踏まえての具体例

先ほどの食事の例だと、こちらが出したご飯に対して拒否を示しました。
糖質制限をしているため、糖質を抑えた本人の好みではない食事を出したことで起きた出来事です。

本人は糖質制限をしなければ血糖が上がって辛くなることは百も承知です。でも好きなものが食べたい。

それが上手く伝えられないので「嫌・いらない・他のものがいい」の一点張りです。

「血糖上がるよ?」と伝えたところで本人は、それは分かった上で拒否しているので火に油を注ぐ展開になります。

そこでまず、本人が好きなものを食べたいという意思に対して「共感」。

本人の意思を否定せず共感することで「わかってもらえてる」と気持ちはとりあえず落ち着くはずです。

その上で、ハンバーグを食べたいという願いは叶える方向として、今出している料理も食べてほしい。その旨を伝えます。

そこでいくつかの選択肢を与えて本人に選んでもらうのです。

提案1:今ハンバーグを食べるけど、今日出したご飯はもったいないから明日食べる
提案2:今日は出された食事を食べるけど、明日はハンバーグを食べる
提案3:これから毎日好きなものを食べる。でも血糖は上がってしまう

こんな感じで、こちらが提案して本人に選んでもらうことで、気持ちをわかってもらえてる且つ自分で好きな選択ができ、イヤイヤが解消されます。

できそうになければ一度見守る

丁寧に理屈を並べてイヤイヤ期の親と向き合う方法を述べてきましたが、そんな簡単にいくかよ!と思いますよね。

それはそうです。親なので。

結局は親子なので感情を優先にすると親は親としてしか接することができません。

親もいくら年を取ったからといって子供は子供でしかないので、子供の指図を聞き入れるのに抵抗があるのは当然です。


感情任せに言葉を発してしまい、後悔するのは仕方ないので、共感などの冷静な対処が難しい場合は、一度距離を置いて見守ってみてもいいんです。

距離を取るといっても少し離れたところでお互いの脳みそをクールダウンさせる程度です。


そこでもし冷静になれたら、親ともう一度向き合って話を聞いてあげる余裕もできるかもしれません。


とはいえ、こういう感情的な問題は結局のところ慣れや鍛錬・訓練なので、少しずつ改善できれば御の字です。

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