30歳独身女が親の介護で心掛けている4つのこと

親の介護が始まる年齢は人それぞれです。
介護が始まった時に置かれている状況も人それぞれです。

筆者の場合はこんな感じ

・22歳新卒貯金なし
・一人っ子
・両親別居
・親との関係微妙
・彼氏いた
・アイドルオタク
・オタ活が命

これらが、介護が始まった当初の筆者の状況です。

この記事ではそんな筆者が親の介護で心掛けている4つのことについてお話していきます。

親の介護で心掛けている4つのこと

・趣味を諦めない
・人と比べない
・子供は親を幸せにできない
・尽くすのではなく楽する

目次

介護をしていても趣味を諦めない

多くの有識者の皆様は「介護をしていても趣味は続けた方が良い」と言います。

それは全くその通りなのですが、普通に冷静に考えて、今まで通りのように趣味にお金を使いまくり、時間をささげまくる事など不可能です。

そこで筆者の取った行動。

「趣味を諦めない」

介護によって諦めなければいけないこともあります。

全てのライブには行けない、グッズを買うお金もない、テレビやラジオを見ている時間もない。

そんな中でも、趣味を諦めず、常に趣味を頭の中心に置くことで、逆に介護がスムーズに進むようになりました。

介護中心の生活になると、どうしても悲観的になってしまう出来事の方が多いです。

育児と違い、老いていきますから。

その介護を中心に置いてしまうと、何を希望に、何を目標に、何を楽しみに、その介護生活を乗り切っていくのか。

介護に希望や目標や楽しみを見出せませんでした。
ただただ、自分の心が病んでいくばかりでした。

ですが、趣味を中心にすることで、趣味を諦めずにいることができたのです。

確かに介護はしているけど、介護をしていてもいつも変わらずそこにいてくれる趣味という存在があるだけで、私の心は救われていました。

それに気づいてからは、父にも少しばかり優しくなれたような、そんな気がしています。

介護をしていない人と比べない

若くして介護が始まると、同世代のみんなとの違いに悲観的になってしまいがちです。

みんなは恋愛してるのに。結婚してるのに。子供がいるのに。

ライブたくさん行けるのに。仕事が充実しているのに。

介護は自分が望んだことではない。自分が招いた苦労ではない。

自分が選んだことではない。

自分のせいではないのに、どうして自分はみんなと同じように当たり前のことが当たり前にできないのか。

そう思ってしまいますよね。

「人と比べない」なんて頭ではわかっていても、どうしても顔を上げるとまわりの幸せそうな姿が目に映ります。

私が人と比べないことをできるようになったのは、ひとつのきっかけがありました。

それは、未来のことを考えたのです。

20代で介護をしているけど、いずれみんなも親の介護をする立場になる

その時に、私はみんなにとって強い味方でいられるのではないか?

私が言う「絶対大丈夫だから」ほど、力強く、心強く、信頼できる「大丈夫」があるだろうか?

そう思いました。

自分はたまたま、人生の順番が逆で介護が頭に来てしまっただけだ。

そして、この山を越えたら、普通以上の何か特別なものが得られるのではないか。

そう思ってからは、周りと比べることは少なくなりました。

周りと比べてしまうと、今自分の目の前にある幸せや楽しみを見逃してしまうことに気が付きました。

子供は親を幸せにできない

子供がどれだけ親に尽くしたとしても、親の心が幸せで満たされるわけではありません。

親孝行したい、感謝を伝えたい、心からそう思っているなら、それはきっと親に伝わっているはずです。

子供がどれだけ介護に時間とお金と心を捧げようが、それによって子供が病んでしまうのであれば、それは双方にとって幸せなことではないんですよね。

普通の親であれば、我が子の時間が自分の介護によって消耗されてしまうと考えるだけで、幸せから遠ざかるのではないでしょうか。

子供は子供の人生を最優先にすべきだし、自分の心と体とお金に余裕があって初めて、親の介護に尽力できるのだと思います。

親に尽くすのではなく介護を楽する

自分の趣味(人生)を諦めず、人と比べず、親に尽くしすぎない。

介護って楽をしてもいいんです。

そして楽をする方法もあります。

施設に入ってもらう、外部のサービスを使う。
そういった物理的なことももちろんですが、何より「気楽」に構えていいんですよね。

介護が始まる前の人生では想像もつかないほど、今の状況がどん底に感じてしまうと思います。

けれど「それなり」でいいんです。

認知症で話が噛み合わなくてイラついても「それでいい」。

ご飯を投げつけられても生きてるなら「それでいい」。

ケアマネの仕事が遅くてもサービスは止まらないから「それでいい」。

お金がなくても割となんとでもなるから「それでいい」。

介護って意外と何とでもなります。

楽して、手抜きして、息抜きして、むかついて、泣いて。

それでも生きてたらそれで十分なのです。

まとめ:介護は自分最優先で

  • 趣味を諦めない
  • 人と比べない
  • 子供は親を幸せにできない
  • 尽くすのではなく楽する

そんなの私はできる環境じゃない!できる状況じゃない!あなたにはわからない!

それもそれでいいんです。

介護なんて経験した人にしかわかりません。

ケアマネにも、主治医にも、ヘルパーにも、介護福祉士にも、看護師にも、わかるはずがないです。

経験した人にしかわからない苦労と苦悩があるんです。

自分のことを自分が一番わかってあげて、できることだけでいいから自分を最優先に生きていくことが大切なことではないかと、筆者は思います。

おしまいっ

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