・親の借金は支払わないといけないのか
・介護と借金が同時に来たらどうなるのか
・親の借金を背負うことになったら何をすべきか
以上の3つになります。


親の借金を支払う義務はあるのか?
親の借金を支払う義務はありません。
親が借金を払えなくなったからと言って、子供に請求が来たり、子供の家まで押しかけてくるようなことはありません。
同居している場合も督促状が「親宛」に届く以外は特に子供に影響はありません。
ただし、借金を抱えたまま親が亡くなった場合、子供に借金が相続されます。
つまり、支払いの義務が発生します。
借金が相続された場合は「相続放棄」といって「全ての相続を放棄する」こともできるので覚えておいてください。




借金を抱える親の介護が始まったらどうなるのか?
法的に親の借金を支払う義務はありませんが、親の介護をする義務はあります。
親の介護を放棄すると罪に問われる可能性があるのです。
そして親の介護の義務とは「お金の支援」のことをいうんですね。
お察しがいい方はおわかりだと思います、親の介護を担うということは、ついでに借金を背負うということになってしまいます。
↓
金銭的に困窮している
↓
子供がお金の支援する
↓
もれなく借金も付いてくる
と言った具合に芋づる式に借金が付いていちゃいます。
子供に請求が来ているわけではないので、無視しておけばいいと言われればそうなのですが、何せ借金の督促って結構メンタルやられます。
それが自分宛じゃなかったとしても、電話が鳴るたびドキッっとします、督促状が届くたびげんなりします。
何より無視しておけばいいとかではなく、借りたものは返すのが筋ですよね。
そしてその借金を無視しているといずれ子供に相続されます。


親の借金が発覚した時点でするべき3つの行動
親の借金が発覚したらできるだけ早く行動しましょう。
・支払い計画
・お手上げなら専門機関へ相談
まず、借金の全容を把握しよう
とりあえず借金の金額、借りている期間、借りている会社、利率などの情報を整理しましょう。
紙に書いてひとつずつ整理していくことで、支払金額がいくらなのか正確な情報が見えてくると思います。
親の借金となると、このあたりも不透明だと思うので面倒ですが親ととことん話あって、感情的にならず冷静に聞き出してください。
万が一、親が認知症などで判断能力が低下している場合はカードや通帳があるだけでもいいです。
支払い計画を立てよう
借金の全容が把握できたら、次は支払い計画を立てます。
今の預貯金や収入で全ての借金が払えるのか?
リボ払いの場合は利息も含めた金額なので、収入や預貯金から借金額を差し引いた金額で生活ができるのか検討しましょう。
もし、ここで支払いの目途が立つのであれば、そのまま支払ってもいいでしょう。
お手上げなら司法書士か弁護士へ
どう考えても支払いが苦しい場合は迷わずすぐに司法書士か弁護士へ相談すべきです。
放置していても借金は増えるだけですからね。
ただ、支払の目途が立っていたとしても借金の支払い総額を減らすことができます。
1回目の相談は無料の事務所が多いので、整理する意味でも相談をして損はないですね。


まとめ
親の借金は払わなくていいけど、結局払う羽目になるよ~ということをお話しました。
親の借金を払うとか馬鹿馬鹿しいが過ぎますが、面倒なことを放置すると余計に面倒になります。
相談するだけなら無料なので、借金の全容を把握する意味でも専門機関に相談してみるが吉です。
おしまいっ




コメント