いつもお世話になっている介護施設。
何かお礼の気持ちとして差し入れなんてできないかな?
そのようにお考えの方も多いかと思います。
今回は元介護事務が介護施設スタッフへの差し入れ事情についてお話していきます。
- 差し入れってしてもいいの?
- 何が喜ばれる?
- 差し入れの際の注意点は?
- 入居者への差し入れは?
このようなお悩みが解決できる内容となっております。

介護施設職員への差し入れについて
そもそもですが、職員への差し入れの有無で「入居者様への対応」が変わることはありません。
差し入れをいただくのは大変嬉しいことではありますが、そのことで特別扱いをしたり、逆にいじめに繋がるようなことは決してありません。

でも、やっぱりお世話になっているから気持ちだけお渡ししたいわ。



渡すタイミングや喜ばれるものも気になるなぁ
介護職員への差し入れに最適なタイミング


差し入れを渡したいけど、どういうタイミングで渡せばいいか悩んでしまいますよね。
- 面会時、事務所又はフロア職員に
- 面会後、事務所又はフロア職員に
- 面会時、又は面会後、責任者に渡す
大きくこの3つのタイミングがあるかと思います。
1.面会時、事務所又はフロア職員に
面会のため施設到着すぐに事務職員や受付スタッフ、又は担当してくれているフロアのスタッフに渡すという選択です。
面会時は荷物が多いので、到着後すぐに渡してしまうと他の荷物と混ざらないので楽ですよね。
2.面会後、事務所又はフロア職員に
このタイミングが一番自然かつ、多いかと思います。
帰り際に渡すことで、挨拶も兼ねてサラッと渡すことができます。
到着後すぐに渡してしまうと、スタッフからのお礼の嵐で気を遣ってしまうこともあると思うので、さりげなく渡したい方はこのタイミングがおすすめです。
3.面会時、又は面会後、責任者に渡す
3つ目は責任者に直接渡すという方法です。
何か特別な対応や計らいをしてもらった時に、直接お礼を言いたいときにおすすめです。
介護職員への差し入れの時期
差し入れのタイミングと合わせて気になるのが、差し入れの時期ですよね。
お歳暮やお中元の時期は渡しやすいですし、実際差し入れしてくださる家族さんも多いです。



お歳暮やお中元以外の渡しやすい時期ってあるのかしら?
- 入所や退所時
- 久しぶりに面会した時
- 何かの行事の後
1.入所や退所時
入退所時に渡すのが一番自然なタイミングなのは言うまでもないですよね。
特に退所時は、今までもお礼も兼ねて差し入れを渡される家族さんも多いです。
2.久しぶりに面会した時
遠方でなかなか面会できなかったり、仕事が忙しくて施設に顔を出せない方も多いかと思います。
なかなか施設職員とも顔を合わすことができないからこそ、差し入れを通してコミュニケーションを取るのも良い方法ではないでしょうか。
3.何かの行事の後
施設には季節ごとに様々な行事があります。
- クリスマス会
- お花見
- 夏祭り
- ハロウィン
- お正月
行事では職員も総出で盛り上げるので、利用者の笑顔も多く見ることができます。
そのお礼にと差し入れをすると大変喜ばれます。



差し入れのタイミングはわかったけど、どんなものをいくつ用意すればいいのか気になるわね
ここからは差し入れの品についてお話していきます。
どの職員へいくつ差し入れすべきか


差し入れしたいけど、いくつくらい用意すればいいのかわからない!ということは、よくありますよね。
職員数もそうですし、職種もどの範囲まで渡せばいいのか迷ってしまうかと思います。
・全職員に渡す
・担当職員だけに渡す
施設には様々な職員がいて、それぞれ担当部署があります。
どの範囲まで直接関りがあるのかを探っていたらキリがなので、全職員に渡すか、もしくは担当職員だけに渡すか事前に決めておくことをおすすめします。
全職員に渡す場合
利用者数100人前後の施設を例に説明します。
このような施設の場合、職員数は全部合わせて70~80人くらいです。
「職員皆さんで食べてください」と渡すと説明も不要なので楽ですよね。
担当職員だけに渡す場合
担当職員と言っても誰か一人というわけではなく、入居中のフロアがあると思うのでフロア職員だけに差し入れするという選択です。
この場合は普段接している職員の数はある程度把握できていると思うので差し入れの数も決めやすいですよね。
どんな差し入れが喜ばれる?おすすめの品
気になるのが「どんな差し入れが喜ばれる?」ということですよね。
押さえておきたいポイントが3つあります。
この3点を意識すると、クッキーやお煎餅、チョコレート等になります。
「ご家族からです」と休憩室などに広げてセルフで取っていくことになるので個包装は有難いですね。
高齢者施設施設への差し入れ時の注意点
差し入れのタイミングやおすすめの品は把握できたけどNG行為があるか等も気になりますよね。
ここからは介護施設へ差し入れする時の注意点をお話していきます。
差し入れ受け取り禁止の施設もある
そもそもですが、差し入れの受け取りをお断りしている施設もあります。
その場合はロビーや掲示板等に「職員への差し入れはお断りしています」等の注意書きがあると思います。
こちらについてはトラブル防止などの観点からお断りしている印象です。
現金や高級品、特定職員への差し入れはNG
現金や商品券、あまりに高額な差し入れ、特定の職員だけへの差し入れはトラブルの原因になり兼ねないので避けましょう。



職員さんへの差し入れについては理解できたわね。



入居中の親父にも差し入れしたいなぁ。
ここからは入居中の家族への差し入れについてです。
入居中の家族への差し入れについて


入居中の家族への差し入れはもちろん可能です。
飲食物や写真やぬいぐるみ、塗り絵や編み物等、その種類は様々です。
飲食物差し入れ時の注意点
入居中の家族への差し入れの中で定番なのが飲食物です。
ですが、その飲食物こそ一番の注意が必要なのです。
持病による食事制限や嚥下機能の低下で食事形態に制限がある場合があります。
これらの事情により、差し入れても食べられない事もあるので注意しましょう。
飲食物はどんなものがおすすめ?
まずは本人の身体の状態を職員を通して確認しましょう。
・今現在食べてはいけないもの
・嚥下機能の状態
これらを考慮した上で本人の食べられそうなものを選びましょう。
- ヤクルト
- プリン
- ゼリー
- ふりかけ
- SAVAS
ヤクルト、プリン、ゼリーは定番です。
ふりかけは、施設のおかずが比較的薄味なので、塩分制限などがなければふりかけを使う方もいます。
そして気になるのがSAVASですよね。
コンビニやスーパーに売っているこれです。
プロテインドリンクなのですが、低栄養に陥りやすい高齢者にとって手軽に栄養補給できる飲料としても使えます。
ご本人への飲食物の差し入れは、家族としてできるだけ希望をか叶えてあげたいですよね。
職員に相談した上で、食べられそうなものを差し入れしましょう。
おしまいっ
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