【体験談】資料請求&見学までしたけど施設入居に至らなかった理由|反応の良かった説得方法も紹介

本格的に施設探しをしていた時の話です。

在宅介護に限界を感じていました。

  • 鳴りやまない呼び出し
  • 自分のご飯を作る間もなく介護食作り
  • 24時間縛られているという精神的苦痛

などなど、目には見えない疲労感が心身を襲っていました。

そろそろ本気で入居できる施設を探さないと私が死んでしまう。そう思い片っ端から資料請求をしました。

しかし…資料請求&見学までしたのにも関わらず施設入居の願いは叶うことはありませんでした。

今回は、施設入居に至らなかった理由と入居に向けてやってきたことについてお話していきます。

▼施設探しで使ったサイトはこちら

目次

何故、入居に至らなかったのか?

意気込んで資料請求をして施設見学までしたにも関わらず、結果的に施設入居には繋がりませんでした。

結論から言うと施設入居の前に病院で看取りという形になったからです。

とはいえ、身体的には施設入居できる条件は満たしていたにも関わらず、なぜ入居に至らなかったのか?大きな理由は3つあります。

  • 本人の入居拒否が半端ない
  • 本人が無理難題の入居条件を突き付けてきた
  • 病気のデパート過ぎて入居できる施設が少ない

本人の入居拒否が半端ない

1番の理由はこれです。

  • 自宅で死にたい。
  • 自宅で24時間家族に看てもらいたい(←は?無理だろ)
  • タバコを吸いたい
  • とにかく自宅にいたい

本人は施設への入居に対して全身全霊全力拒否です。

サ高住のように自由度の高い施設、というよりも設備の整った住宅ですら拒否でした。

無理に説得しようものなら「邪魔者なんでしょ。早く死ねばいいんでしょ」と…

なつゆめ

え、メンヘラ過ぎる。

本人が無理難題の入居条件を突き付けてきた

たまに「施設に入居してもいい」と言ってくれることがありました。

が、しかし条件付き。

  • タバコが吸える
  • 24時間看護師がいる
  • Wi-Fiが飛んでる
  • 自由に外出できる
  • コロナのご時世に面会ができる

などなど、これら全てを満たす施設なんてありますでしょうか?

探せばあるかもしれませんが、この条件を聞いた瞬間探す気力をなくしたのは間違いないです。

病気のデパート過ぎる

いくら本人の希望が全て叶う施設が見つかったとしても、本人が病気のデパート過ぎて施設側が受け入れられないことが多々あります。

施設検索サイトや施設ホームページで「末期がんOK!胃ろうOK!重度の認知症OK!」ってよく目にしますよね。

あれって一応はOKだけどいろんな大人の事情で「話を聞いたらやっぱりダメでした」みたいなところは少ないくないのです。

変な期待させないでよ!とは思いますが、書いていた方が施設側は集客できますし仕方ないですね。

ネネちゃん

施設入居絶望的やな

なつゆめ

ほんとそれなんよネネちゃん

実はこれまでにショートステイは利用していた

とはいえ、実はこれまでに何度かショートステイを利用していました。

私がライブに行く時は数日泊まってもらいまして、それもイヤイヤでしたが数日なら一応納得。

そして、ある日を境にショートステイに前向きになってくれたのです。

それは台風による停電です。

それまで災害という災害を経験したことがなく、災害の怖さを知りませんでした。
ですが、停電で痛い目に遭ったので、台風が近づくとショートステイするようになりました。

▼詳しくはこちら

ネネちゃん

ショートステイは利用してくれるんやな

なつゆめ

そう。
ただやっぱり長期入居は無理でした(笑)

施設入居拒否に対して反応の良かったアプローチ

結果的に施設入居には至りませんでしたが、最大の壁、「施設入居拒否」に対して、様々なアプローチ&プレゼンをしてきました。

ここからはその中でも最も前向きな反応を示してくれた「施設最高だよ!アピールポイント」を1つ紹介します。

災害の時も安心だよ

実際に停電を経験した父にとって、この謳い文句は最強でした。

日本に住んでいたら台風だけではなく、地震や豪雨など何かしらの災害に巻き込まれるリスクは高いですよね。

街全体が壊滅的になるような災害は施設に入居していようが、どこにいようが被害から逃れようはありませんが、施設にいることで被災のリスクを軽減させることはできます。

たかが停電ですが、たった1日の停電でも要介護者にとっては致命的問題です。

そのことをしっかりと伝えた上で「まずショートステイからどう?」などとアプローチして長期入居に繋げるのも一つの手ではないかと思います。

その他にもいろいろアピールしました

施設入居の説得に向けていろいろアピールをしましたが、何かと理由を付けては断られました。

・人がたくさんいるから不安じゃないよ
→「家族にいてほしい」

なつゆめ

無理でした

・ナースコールがあるからすぐ誰かが来てくれるよ
→「夜間は人手が少なくなるからすぐ来ない」

なつゆめ

よく知ってるな

・自宅と同じようにタバコも吸えるし外出もできるよ
→「自宅ではない」

なつゆめ

それはそう

施設入居はショートステイなど段階を踏んで意識させるのが良い

結果的になつゆめ家では施設入居に至りませんでした。

施設入居の前に病院で看取ることに落ち着いたので、それはそれでよかったのですが、このまま説得を続けても成功していたかどうかはわかりません。

一つこうしておけばよかったと思うのが、在宅介護限界ギリギリで施設探しに本気を出すのではなく、本人も家族も余裕のあるうちに進めておくこと。

ショートステイの利用もそうですが、「施設入居」を自然な形で意識させることで、受け止める期間を作ってあげるのは大事かなと思います。

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