もう無理だ…
在宅介護をする中で、もう限界!もう無理!もう施設に入れるしかない!そういった瞬間は度々訪れるかと思います。
そして勇気を振り絞ってケアマネに「もう在宅は無理です。施設を探してほしいです」とお伝えしたは良いものの、もう1カ月以上も進捗状況がわからない。
もはや探してないのでは?仕事してる?
そんな風に思ってしまい、ケアマネへの不信感が募りモヤモヤする日々…
こんにちは、なつゆめです。
在宅介護においてケアマネは頼れる存在で、相談に乗ってもらい、サービスの手配をしてもらい、何から何までお世話になりっぱなしですよね。
とはいえ、施設探しとなると途端に力不足となってしまうケアマネは結構います。
この記事では
- ケアマネは施設探しが苦手?その理由
- ケアマネ以外の相談先
以上の2点についてお話していきます。
細かいことはどうでもいいから早急に介護施設を探したい!と言う方は以下の記事からどうぞ。
▶【体験談】嫌がる親をショートステイに入れるには?【今すぐ使える説得法】

ケアマネは施設探しが苦手?その3つの理由

施設探しはケアマネに任せておけばOKだよね~!
そのようにお考えの方もいらっしゃると思うのですが、もちろん「施設探し」はケアマネの業務範囲内です。
もう少し深堀りするとケアマネと利用者が結ぶ契約の中には「施設入所時の支援」の支援という項目が記載されています。
とはいえ、数あるケアマネの業務の中でも「施設探しが得意です!」という人は少ないように思います。(介護事務時代の肌感)
ということで、ケアマネが施設探しにおいてあまり得意分野ではない理由を3つお話していきます。
- ケアマネは在宅専門
- 施設探し業務は報酬がない
- 施設に対しての顔が狭い
ケアマネは在宅専門
ほとんどの人がイメージするケアマネは「居宅ケアマネ」だと思います。
ケアマネには大きく分けて2種類ありまして、在宅介護で活躍する「居宅ケアマネ」と施設に在籍する「施設ケアマネ」が存在します。
そのため、我々、在宅介護家族が接するケアマネは99%「居宅ケアマネ」なのです。
居宅ケアマネとはその名の通り自宅に居る時にお世話になるケアマネです。
居宅ケアマネの業務内容は以下☟厚労省HPより
- デイサービスの手配
- ヘルパーの手配
- 福祉用具の手配
- 書類の申請代行
こんな具合で在宅介護におけるいろんなお手伝いをしてくれますよね。
その中には一応「施設入所時の支援」という業務も入っているのですが、業務のほとんどは施設探しよりも在宅介護の支援が主になります。
業務割合でいうと8対2の割合で在宅介護の支援の業務が多いです。
また、明確に「施設探し」と記載されているわけではなく、施設入所希望の場合は相談に乗ってくださいね~レベルの書かれ方なので、探す義務は発生しないわけです。
こうなると必然的に「施設探し」という業務のウエイトが軽く、低くなってしまいますよね。

施設を探す機会が少なくてもちゃんと探してほしいにゃ



それはそう。
施設探し業務は報酬がない
①で説明させてもらったように居宅ケアマネにとって「施設入所の相談」という業務は、在宅介護支援に比べると機会が少ない業務ではあります。
そしてそこに追い打ちをかけるように「施設を探したところでケアマネ側には報酬が入らない」という問題が出てきます。



え、施設探しってお金にならないにゃ?



事実上はそうなんよ
そもそも、ケアマネは在宅のケアプランを作成することによって報酬を得ています。
ケアマネは介護保険ありきの仕事なので、介護保険サービスを使用した上で在宅介護の支援をするというのがベースにあります。
もちろん、お金が全てではないですし、在宅介護以後のことを真剣に考えてくれるケアマネの方が多いでしょう。
とはいえ、施設を探す=在宅介護ではなくなる=報酬がなくなるということなので、モチベーション的な意味でも熱を入れにくくなる人もいるのではないかと思います。
施設に対しての顔が狭い
居宅ケアマネにとっての「施設探し」という業務は、専門分野でもなく報酬がもらえるわけでもないんですよね。
そうなると必然的に、施設との接点は少なくなります。
施設との接点が少ない分、知識や情報に精通しておらず、施設各方面への顔も狭くなってしまいがちです。
ケアマネが紹介できる施設は、世の中に幾多ある施設のほんの僅かで、紹介してくれる施設のパターンやレパートリーは決まっています。






別に業務怠慢とかではないんよ
苦手なら苦手なりに向き合う姿勢も見せてほしい


- ケアマネは施設探しのプロではない
- ケアマネが施設を探したところで報酬は出ない
上記の2点の理由からケアマネにとって施設探しは得意分野ではないことがわかったとはいえ、家族にとっては施設探しは介護生活においてなかなか労力の使う、言わばラスボスのような存在ですよね。
全てのケアマネがそうではないですが、やはり事情が分かっている元介護事務の人間からすると「施設探しめんどくせぇ」という空気感は伝わってくるものです。
せめて、相談直後に門前払いは辞めてほしいし、ケアマネ自身が探せないのであれば施設探しが得意な紹介会社を紹介するなりすべきだと思います。



施設探しが得意な紹介会社なんているにゃ?



実はケアマネも頼るほど便利な「介護施設紹介会社」っていうのがあるで
施設探しは民間の紹介会社に相談すべき


介護のことで困ったらとりあえずケアマネ!という方も多いと思いますし、施設探しにおいてもそうだと思います。
とはいえ、先ほども説明したようにケアマネ自身は施設探しのプロではなく在宅介護の支援のプロなのです。



じゃあ施設探しのプロがいるってことにゃ?



その通り!在宅介護支援のプロがいるように施設探しのプロもいるで
在宅介護支援のプロであるケアマネが頼る存在である施設探しのプロとは一体どんな存在なのか?
それは施設検索サイト・施設紹介会社と言われるものです。
これらのサイトや紹介会社は誰でも無料で相談できて、最適な施設をチョイスしてくれるのでケアマネもよくお世話になっています。



元職場の施設にも介護施設紹介会社の人がよく出入りしていました!
老人ホーム会社のここがすごい!!メリットとは?


ケアマネに相談するのと、施設紹介会社で探すのはどういった違いがあるのか?気になりますよね。
具体的に以下の3つが挙げられます。
- 施設の登録数が桁違い
- 施設内部情報が豊富
- 施設探しに特化したプロが無料で相談に乗ってくれる
施設の登録数が桁違い
施設検索サイト・紹介会社は登録されている施設数がケアマネの情報網とは桁違いに多いです。
実際にある会社を例に数字を見ていきましょう。
LIFULL介護 | 38,000件 |
シニアのあんしん相談室![]() ![]() | 4,689件 |
上記のどちらも大手の施設検索サイトですが、もはやケアマネが施設探し苦手というわけではなくて、介護施設検索サイトの数字が圧倒的過ぎますよね。
▶LIFULL介護とシニアのあんしん相談室について詳しくはコチラ
施設内部情報が豊富
老人ホーム検索サイトではケアマネも知らないような内部情報を把握している会社が多いんです。



内部情報を把握してるって逆に怖いにゃ



スパイがいるわけじゃないで
「かいごDB」や「きらケア老人ホーム」に関しては、介護士などの人材紹介や求人情報サイトも運営しているので、内部情報が入りやすのです。
その分、提携している施設の数も多いので選択の幅も広いです。
▶施設検索サイトを見比べたい方はコチラ
施設探しに特化したプロが無料で相談に乗ってくれる
介護施設検索サイトでは、サイト内で自分で希望の施設を探すことができます。
しかしそれだけではなく、施設探しに全力投球しているプロが無料で相談に乗ってくれます。
本人と家族の意向を聞いて何万件の施設の中から提案、施設見学等も同行してくれるんです。
検索サイト自体が多すぎる
施設の登録数が桁違いに多くて、施設内部情報が豊富で、施設探しに特化したプロが無料で相談に乗ってくれるなんて、いいところしかないのでは?と思いますよね。
もちろん利用するにあたっては良いところしかないのですが、ただひとつだけデメリットがあります。
それは紹介会社自体が多いこと。
世の中にはいろんな種類の介護施設がありまして、都会となるとその種類や数の多さによって選択肢が多すぎて逆に選べない!という現象が発生します。
それは介護施設検索サイトも同じで、検索サイト自体が多いのでどのサイトがいいの?どこも同じじゃないの?と、もはやその時点で施設を探す気が失せてしまいます。
施設検索サイト多すぎ!無理!という方は、筆者が実際に使ってみた検索サイトの比較記事がありますのでコチラを参考にしていただけたらと思います。
施設探しはケアマネだけではなく検索サイトにも頼ろう
ケアマネに施設探しの相談をしたけど、全然探してくれない!ちゃんと仕事してくれ!と思ってしまうこともあるかもしれませんが、そもそもケアマネ自身は施設探しのプロではないのです。
ケアマネも何でも屋さんではないですし、ケアマネ自身も頼りにするほどの存在である介護施設検索サイトという便利なサービスが存在するので、そちらに頼ってみるのも良いのでは?と思います。
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